
Well-being, Well-aging
ウェルエイジング経済フォーラム

後援


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Well being & Age Tech 2022 Award
Wellbeingを高めるテクノロジーの傑作を当フォーラム第二部にて発表!デジタル大臣賞を授与いたしました
2021年より超少子高齢社会の包摂性とWellbeingを高める科学技術・イノベーションを発掘・活用推進するため本アワードを開催し、日本には多くのエイジテックがあると同時に課題解決に尽力されている研究者・企業が数多くあることがわかりました。世界一少子高齢化が進む日本においてこのことは大きな強みになります。政官民産学が力を合わせ、事業や研究を育成・活用推進していけば同じ課題を持つ国々に貢献・リードしていくことが可能ではないでしょうか。世界に展開可能なイノベーションは万博協会に共有させていただき、評価が高ければ世界に発信できる機会につながる可能性もございます。本年ご応募頂いたエイジテックは知財や技術の第一人者をはじめとした審査員が鋭意審査しアワードの発表は11月30日(水)16:30からの当フォーラム第二部にて発表いたします。入賞された企業にはご要望により自治体とのリビングラボでの実証支援や海外アカデミアとの共同研究コーディネートなど、イノベーション展開のためのコンサルティング支援をいたします。
エイジテック2021アワード受賞エイジテックご紹介
日本初
超高齢社会の包摂性と個人のWellbeingを高めるエイジテックの振興、発掘・活用推進を目指す「エイジテック2021アワード」を始動いたしました。昨年から始まった国連の「SDGs第二版」Decade of Healthy Ageing2021-2030:健康な高齢化の10年 に資する科学技術・イノベーションの活用、包摂性、統合性、独創性、革新性、展開性、ストーリー性を評価観点に知財や技術等の専門家から選ばれた最優秀賞1件、優秀賞4件、優良賞2件の取り組みをご紹介いたします。
2021年11月 23日虎ノ門ヒルズフォーラムにて開催済
後援:厚生労働省 経済産業省 文部科学省 日本学術振興会 読売新聞



Age Tech 2021 Award

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Age Tech 2021 Award


最優秀賞
エイジテック2021
仕事と介護の両立支援 クラウドシステム LCAT
株式会社 リクシス
代表取締役社長 佐々木 裕子様
おせっかいなバーチャルAIペットのネコが被介護者と介護する家族(ケアラー)お互いの心の声を代弁するLINEを活用したコミュニケーションツールと、エイジングリテラシーを向上させビジネスパーソンの介護リスクを低減させる研修LCAT:エルキャット2つを合わせた取り組み
子が親を監視または記録する(見守り)という従来の発想から「親と子のコミュニケーションをサポートする」という発想への転換と、親子の会話にバーチャルキャラクターネコの介在により、「親が実際は何を希望しているのか」「今まで聞いたことがなかった親の過去の経験を知るきっかけになる」など相互コミュニケーションが深まることで双方のメンタルヘルスが向上するほか、介護に関する不安や精神的負担を軽減させつつ見守りとしての機能も発揮。核家族化による親世代の孤独の解消にも貢献し日本ではまだ認知されていないケアラー支援にもなる人の心に寄り添ったエイジテック。
Age Tech 2021 Award


Age Tech 2021 Award

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Age Tech 2021 Award


優秀賞
京都大学発
永久歯が生えた後でも
歯が生える注射薬
トレジェムバイオファーマ株式会社代表取締役 喜早ほのか様
一生、自分の歯で食べることを持続可能にする注射薬を開発中。技術的難易度は極めて高いがマウスやフェレットで永久歯が生えた後でも歯を生やせることが確認できており、現在ヒト臨床試験に向け準備中。人生のQOLを幅広く向上させることが期待できる画期的な取り組み
本取組の発端は、京都大学医学研究科口腔外科学分野の髙橋克先生が2007年に過剰歯モデルマウスと出会ったこと。AMED(国立研究開発法人日本医療研究開発機構)や京大発ベンチャーキャピタルの支援などを経て開発されてきた科学技術。ヒトが元々持つ第3生歯(永久歯の次の歯)の芽を退化消失させる機能を停止させ、第3の歯として成長させることで、歯を再生するという全く新しい治療法。これまで誰もがあったらいいなと思いながらも出来ていなかったことを、日本発の科学技術でブレイクスルーを引き起こすのではという期待と実現した際のインパクトの大きさが評価のポイント。2030年予定の実用化、上市を目指している。
Age Tech 2021 Award
Age Tech 2021 Award
優秀賞
転んだ時だけ柔らかくなる
床とマット
ころやわ
株式会社 Magic Shields
代表取締役 下村明司様
普段は硬い床やマットなのにも関わらず、転んだ時のみ柔らかくなり、衝撃を吸収する魔法のような床とマット。⾼齢者の転倒による⾻折という、その後の人生を大幅に変えてしまう事故を減らすことが可能となるのはもちろん、後ろに倒れがちな幼児の頭部打撲防止にも朗報。
転ぶことが問題ではなく、転んでも骨折しないという発想の転換が高い評価のポイント。さらに、介護現場のニーズから転んだとき以外は硬いままでないとならないという要件を設定し、これらを兼ね備えるためにメカニカルメタマテリアル技術を用いている点も高評価。製品の素晴らしさのみならず、価値を更に普及するためにコスト低減や海外への水平展開を見据えた開発も行われている点は、イノベーションの実現と包摂性、展開性の観点で素晴らしく、幅広い普及を期待せずにいられない。既にSOMPOケアをはじめとした介護施設で使用され高い評価を得ており、今後まちづくりや海外展開するエイジテックの代表例となりうる。


Age Tech 2021 Award
Age Tech 2021 Award



Age Tech 2021 Award


優秀賞
片足でも小回り上手
座ったまま脚で移動をスムーズにするチェア’Welts:ウェルツ’
株式会社 オカムラ
ライフサイエンス事業部
マーケティング部部長 深津善之様
高齢者が働きやすいオフィス環境を実現。加齢により下肢の筋力やバランス機能が低下しても、座ったままスムーズな移動とオフィス空間での働きやすさを追求 ( 電動・車いす型有)
Age Tech 2021 Award
高齢者が働きやすい環境を作るという観点かつヘルスケアや介護とは異なる視点でHealthy Ageingの実現に繋がり、働きたいという想いをもつ方を誰も取り残さない“はたらく場“をつくる取組であることが高評価。オカムラ様で独自に培われた技術やニーズ情報を基に座面の大きさや高さ、その場旋回性を実現する車輪の設計や、オフィスで特別扱いされたくないという利用者の心に寄り添っている点など、きめ細やかな配慮が詰まった製品設計は、日本のものづくり技術がエイジテックに貢献する可能性を強く感じさせてくれた。また、杖や歩行器から次は車イスとなるところを、足こぎ式チェアによって足をしっかり使えるステージを作った点も高い評価が得られたポイント。高齢者が働きたいという想いを叶え、働きながら健康寿命の延伸にも寄与している。インクルーシブな働く場として普及が期待される。
(電動EVタイプ)
株式会社オカムラ | チェア/ソファ | ウェルツ イーヴイ (okamura.co.jp)
(手動タイプ)
株式会社オカムラ | チェア/ソファ | ウェルツ セルフ (okamura.co.jp)


Age Tech 2021 Award


優秀賞
声✖AIの力で
介護業務を効率化・投薬を最適化 CareWiz ハナスト
株式会社エクサウィザーズ
ハナスト 事業責任者 結城崇様
介護スタッフの間接業務負担を「声×AIの力」で軽減し施設全体の業務効率化だけではなくスタッフと利用者が向き合う時間を創出。医療で過剰投薬があってもAIが薬を最適化し健康にも貢献
Age Tech 2021 Award
介護事業において介護記録の記入や入力作業は、情報共有や適切な介護の実現に重要な作業。この重要な作業を介護スタッフが話すだけでAIが行えるため、記入や入力作業が省力化でき、その記録情報を分析することでサービス品質の向上にも結びつく。海外など水平展開も見据えた開発が行われている点もHealthy Ageingとして高評価。AIで省力化と言うと一見無機質に感じる部分もあるが、人と人が向き合う量も質も高めるという想いが詰まった暖かい取組。団塊世代が後期高齢者に突入し介護人材ニーズが急激に高まる介護の2025年問題に大きく貢献できる可能性を秘めている。また、高齢者に被害が多い傾向にある薬の過剰投与からの健康被害をデータに基づいて抑制・対策できるなど薬の最適化もAIが指南でき、高齢者の健康と医療費抑制への貢献も期待できる。今後、介護事業の高まりが予想されるアジア圏などでの活用も含め、広く活用されるであろう発展的展開性に期待。


Age Tech 2021 Award


優良賞
産官学民コンソーシアム
"健康・医療・介護視点”の全世代型まちづくり
京都大学 超高齢社会デザイン価値創造ユニット 教授 今中雄一様
人々が健康とQOLを享受できるやさしい社会を目指し、健康・医療・介護、社会経済環境とそのデータの活用に基づく医療経済的視点を持ちながらの社会設計・まちづくり事業への展開。
Age Tech 2021 Award
国内労働人口の減衰が確実である中、高齢者だけに焦点を当てたシニアマーケット産業の育成のみでは不十分なことから「健康・医療・介護の視点で全世代まちづくり」を構想。企業、行政、アカデミアらが協働して力を発揮し貢献していくため、産官学民オープンイノベーションプラットフォームを設立。まちづくり要素としてのモノやサービスの満足度に対して、それらの客観的な質指標を導入することにより、種々の事業展開において明確な基準に基づく実証の仕組みを確立し、新しい産業化エコシステム構築を目指す。医療経済とEBPMを取り入れたデータ設計がほかにない取り組みと言える。
コンソーシアム型の取組であり、自治体、大学、企業、市民の協働・共創の場が活発になるとHealthy Ageingの実現が加速する素晴らしい取組で、モデルケースとして期待された点が高い評価につながった。学際融合のみならず、産学官の連携で社会実装までを目指すトランスディシプリナリの観点でも評価できる取組であったことも評価された。また、取得データをまちづくりに活用するデータ駆動設計の独創性も見逃せない。Healthy Ageingを実現するために、こ取組が広く普及していくことに期待している。
人類未踏の超高齢者社会をデザインする多分野融合アライアンス (kyoto-u.ac.jp)



優良賞
介護事業者支援×シニアの雇用インクルージョンDX構想
Owl Care
EMCヘルスケア
代表取締役社長 伊達義人様
人介護施設にDXを導入し、ナースコールのコールセンター化を進めることでエッセンシャルワーカーを支える仕組みを実現し、これまで介護に参加することが難しかった人も参加可能な社会を目指す。
介護の現場における負担が大きいナースコール機能をコールセンター化するという観点がイノベーティブであり、コールセンターも地域のハブとする構想も高く評価されたポイント。コールセンターの在り方を徐々に拡大していくことで、海外への水平展開も見込める取組でした点も見逃せない。介護現場の省力化のみならず、高齢者が介護の仕事に取り組める機会の創出という観点でもHealthy Ageingを実現する取組として、サービス実装に期待。
エイジテックは日本の強み
今後は大阪国際博覧会協会と協調予定
本アワードを通し、日本には多くのエイジテックがあると同時に課題解決に尽力されている研究者・企業が数多くあることがわかりました。上位2社のトップが女性ということも見逃せません。世界一高齢化が進むわが国においてこのことは、大きな強みとなります。政官民産学が力を合わせて事業や研究を育成・活用推進していけば、同じ課題を持つ世界の国々の持続性、包摂性とWellbeingに貢献・リードしていくことが十分可能と考え、当日は万博協会室長にも当フォーラムにご登壇頂きました。SDGs万博として評価され「いのち輝く」とテーマの大阪万博は、まさにエイジテックの発信の場にふさわしく、今後協調していく予定です。人の心と身体に寄り添うエイジテックが今後も開発・発展・民主化され、広く社会・個人の暮らしが心豊かに彩られていくことを願っています。
2021.11.23 ウェルエイジング経済フォーラム
エイジテックとは、超高齢社会の社会的包摂性と個人のWellbeingを高める技術・イノベーション。シニアはもちろん、世代を超えた人々、地域社会によって成り立つ。
エイジテックとは、高齢者向け介護関連テクノロジーのみではありません。SDGs第二版のアクションエリアであるエイジフレンドリーな環境(移動、モビリティ、住宅、住環境、ホームケア、旅行、フィンテック、インシュアテック・ソーシャル&コミュニケーション、見守り)、統合ケア、ロングタームケア(医療、介護、栄養・食・運動・リハビリなど健康寿命を延伸する予防ヘルスケア・自立支援・ケアラー支援・心身の健康維持・終末期関連サービス)等、複数のドメインから構成され、シニアだけではなく、その家族など世代を超えた人々や地域社会によって成り立つ分野であり、人間の生涯にわたる自立と社会的包摂性を高める技術・イノベーション等を指します。高齢者にやさしい環境は子どもや妊婦にもやさしいものであり、世界一の少子化及び高齢化が進む日本において必要なテクノロジーです。
エイジテックは国により定義が異なり、各国の現状に応じたテクノロジー、研究・サービスがエイジテックと見なされており、当アワードではイギリスのエイジテック業界を参考にしています。

超高齢社会の包摂性と身体的・精神的・社会的Wellbeingを高めるための科学技術・イノベーション、
サービスを審査・表彰いたします。
エイジテックとは? 審査対象・選考委員会
エイジテックは今後の超高齢社会の包摂性とWellbeingの向上、課題解決に欠かせません。科学技術・イノベーションや世界のエイジテック動向、知的財産、政策、ソーシャルイノベーションに精通した委員が選考し、表彰いたします。

Age Tech Market Map
日本のエイジテックカオスマップ
©2021 by ウェルエイジング経済フォーラム

イギリスのエイジテックマーケットマップ


審査対象
(エイジテック及びウェルビーイング・テック)
科学技術・イノベーション(Science, Technology and Innovation:STI)を用いて持続可能な超高齢社会における包摂性と身体的・精神的・社会的Wellbeingを高めるなど社会課題を解決に導くことにより国連が定めるSDG及びSDGs2nd edition 'The Decade of Healthy Ageing 2021-2030' の達成を目指す、国内における優れた取組(製品・サービス企画、ビジネスプラン、情報発信等を含む様々な取組)を対象とします。 STI については、分野、用途、新規性、技術水準等の要件を設けません。広く国内外へ展開ができるような取組を対象とします。昨年はエイジテックの募集をしたところ、応募が介護に偏っていたため、本年よりわかりやすくウェルビーイング・テック(フェムテック、フードテック等)も審査対象とすることにいたしました。
上表は日本のエイジテックマーケットマップ(カオスマップ)左はイギリスのマーケットマップです。
ウェルビーイング&
エイジテック2022アワード
応募フォーム
「ウェルビーイング&エイジテック2022アワード」のご応募は、下段の公募要項をご覧の上、応募用紙に必要事項をご記入いただき、本ページの応募フォームに添付して送信くださいますようお願いいたします。
なお、昨年度にエイジテックの募集をしたところ、ご応募の殆どが介護関連の科学技術・イノベーションだったことから、日本でのエイジテックのイメージは介護と一部の医療に偏っていることがわかりました。本年より、本アワードの趣旨であります「超高齢社会(超高齢社会には少子化も含まれます)の包摂性とWellbeingを高めること」を本アワードのタイトルに反映させ、「ウェルビーイング&エイジテックアワード」とし、介護関連以外のテクロジー(科学技術・イノベーション)もご応募いただきやすいように配慮いたしました。
応募方法やスケジュール、その他の情報に関しましては、お気軽にお問い合わせください。みなさまのご応募をお待ちしております。
*不慮の出来事がある場合は期限を考慮させていただきます。
エイジテック2022審査委員会
(敬称略)
・金沢工業大学大学院教授 慈恵医科大学特任教授 杉光一成
・東京工業大学教授 仙谷慎太郎
・全日本健康保険組合理事長 安藤伸樹
・IAパートナーズ(前DBJキャピタル)金子明彦
・2025年国際博覧会協会
・特許庁 審判官 太田一平
・独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構 近藤裕之
・日本知財標準事務所 仲上裕斗
・前ユニリーバ取締役 島田由香
・ウェルエイジング経済フォーラム代表理事 佐藤ゆみ

エイジテック2021審査委員会
(敬称略)
・東京大学副学長・教授 渡部俊也
・金沢工業大学大学院教授 杉光一成
・東京工業大学教授 仙谷慎太郎
・神戸大学教授 スタンフォード大学研究員 保田隆明
・全日本健康保険組合理事長 安藤伸樹
・東京大学TLO代表取締役社長 山本貴史
・日本知財標準事務所 仲上裕斗
・ユニリーバ取締役 島田由香
・ウェルエイジング経済フォーラム代表理事 佐藤ゆみ