Well-being, Well-aging
ウェルエイジング経済フォーラム
Mission
For Wellbeing & Sustainability
ジェンダーフリーの次は、エイジフリー!
100年時代のウェルビーイングを高め、エイジフリーに生きられる社会へ。
年齢に対する価値観を変え、生き方、働き方、制度政策を変え、
官民で少子高齢社会をリデザインします。
100年時代の課題の本質は、加速する技術革新と長寿化に対しルールはもちろん、 マインドが追い付いついていないことにあるのではないか。 たとえルールを整えても、そこに生きる人、働く人のものの見方、 考え方が昭和のままではひとり一人の挑戦力も、イノベーションも なかなか生まれません。もう年だから~できない。まだ若いから~しなくてはならない。下は従うものだ-------- 私たちは、自分にも他人にも、組織や社会にも、無意識に限界を設定してはいないだろうか。
写真: ウェルビーイングメディア Wellulu 取材風景
【佐藤ゆみ氏×今岡うえき氏】ジェンダーフリーの次は、エイジフリー! 100年時代、老いも若きも年齢で制限されない社会を築くためのヒントを探る - Wellulu
男女'同等'の次は、脱エイジズム
年齢で可能性を制限したり、限界をつくっていませんか。
100年時代、男女'同等'の次に必要なのは、
年齢・世代の壁や分断を超えたものの見方、考え方から。
世界でエイジズム(年齢差別・偏見、年次主義)は人種差別、
ジェンダー差別に続く第三の差別とも言われており、
SDGsではその本懐である「包摂性」の観点から、
エイジズムによる差別、格差、分断をなくすことが提唱されています
"Age is just a number! :年齢はただの数字にすぎない"を
これからのマインドセットとしてスローガンに掲げ活動の軸とし、
人口減・超高齢化というピンチをチャンスに。
自分や社会の未来へのネガティブマインドをポジティブに。
ウェルビーイングを向上させるエイジフリー社会を目指し、
年齢に対する価値観と、個人の自立と社会的包摂性を高めるソーシャルイノベーションの2つの方向から、多角的かつアジャイルな活動を推進していきます。
年齢で生き方、働き方の限界をつくっていないか。
自分に呪いを、かけないで。
エイジズムは、呪いである。
25歳 OL: 50にもなって17歳も年下に色目を使うなんて虚しくないですか?
52歳 百合ちゃん:自分の若さに価値を見出しているのね。
呪いね。自分で自分に呪いをかけているようなものよ。あなたが価値がないと思っているのはこの先自分が向かっていく未来ヨ。それって絶望しかないんじゃない?
自分が馬鹿にしていたものに自分がなるのはつらいわよ。『かつての自分みたいに今周りは自分を馬鹿にしている』と思いながら生きていくわけでしょう。
そんな恐ろしい呪いからはさっさと逃げてしまうことね。
あなたがこの先美しく年を取っていきたいと思うなら、楽しく生きている年上の人と友達になるといいんじゃないのかな。
あなたにとっての未来は誰かの現在であったり過去だったりするんだから。」(漫画 逃げるは恥だが役に立つ 9巻 63ページより)
TBS逃げるは恥だが役に立つでのワンシーンにあるこの「呪い」が、エイジズム(年齢差別、加齢・シニアに対する否定的な価値観・マインドセット・バイアス)。無意識に限界や制限、世代間断絶をつくっている。
日本にはアタル首相(35)もマリン前首相(34)も生まれない
「◯歳になったら~できない」逆に「◯歳になったら~しなくてはならない」、「目上は尊重しなければならない」「◯歳以上、以下はお断り」といった年齢、年次、上下関係を基準にして、子どもの頃から自分や他者の可能性に限界、制限、境界線を設定していないだろうか。
一年遅れるから留学できない、という学生もいれば、大企業や政治政策の業界では年次やポジションなど立場の上下関係を重んじた年功序列・年次主義の横割り文化により、若手リーダーが育ちにくく、前例主義からなかなか抜け出せていません。
日本にフランス首相のアタル氏(35)や前フィンランド首相のマリン氏(当選時34歳)がいたとして、首相になれるでしょうか。「女性は年を重ねると価値がなくなる」と女子高生までが思い込むといった日本特有のジェンダー・エイジズムさえあります。
◯◯世代以外はお断りというコミュニティさえあるほどの年齢・世代での分断。。そろそろ、年齢や立場のフレームを見つめなおし、エイジフリーに生きる時です。
幸福度世界一の国にエイジズム(年齢差別・年齢に対する偏見)という言葉はない。
100年時代の生き方、働き方に必要なのは、変化に柔軟に対応する思考と主体性。
日本には年功序列など、世界でも特別なエイジズムがある。人を敬うのは良いことですが、年齢や立場などではなく、生き方や働き方、ふるまいに対して敬うのです。過去からのルールや誰かに言われたからではなく、自分で判断、決断し、柔軟に対応することが重要です。
幸福度の決め手は、社会的な寛容さ。超少子高齢社会のウェルビーイングは、マインドセットと実態に合った制度政策、自立と共生をサポートするエイジテックで向上する
少子高齢化による生産年齢人口減、年金・医療費の増大、介護、世代間格差・断絶、孤独、経済成長の低下による社会の先行きと自分自身の老いと健康の不安------------こうした課題や不安の本質は、加速する技術革新と長寿化にルールとマインドが追い付いついていないことにあるのではないか。
長寿化かつ変革の時代、年齢に捉われることなく健康に生きられ、年齢制限なく働ける環境があり、自分と社会の未来をポジティブに捉えられる自分自身と社会の先行きがあれば半分以上は解決が可能ではないでしょうか。
若いころからのエイジング(加齢)へのネガティブなイメージが超少子高齢化による年金・世代間格差などの経済問題や将来のネガティブな自分像と相まり、総じて社会と自らの未来に対し選択肢、可能性を狭め、将来の自分と社会に対し否定的になる傾向にあるのではないか。
年齢差別は結果的に世代間や社会との断絶、孤独、疾病、漠然とした老後不安をも生んでおり、定年退職後、行き場を失った元会社員が急に引きこもったり、認知症になるリスクが高まるのは周知のとおりです。10年前に比べ「多様な価値観を認め合おう」との掛け声はあるものの、肝心の年齢に関してはまだまだリミットを設定しているのが日本社会ではないでしょうか。
社会的包摂性と一人ひとりの社会的・精神的・身体的ウェルビーイングが向上すれば、健康寿命も延びます。異なる世代間、異業種・異文化との交流、協働・共創、イノベーションの創出が進めば経済成長はもちろん、ひとりひとりの成長や分配による包摂性につながります。多世代型のコミュニティや組織の方が同世代のみのコミュニティに比べウェルビーイングが高く、ビジネスにおいてもイノベーションが生まれやすいのです。
年齢や立場のフレーム、無意識の既成概念、偏見に気付き、年齢をはじめとした既成概念に捉われずに生きる時です。生涯を通して学び、リスキルし、社会に貢献し、人生100年時代を豊かに生きる上で、そして日本の超高齢社会の多様な課題解決に必要なマインドセットとして、「Age is just a Number:年齢はただの数字」をスローガンとして掲げています。
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for Wellbeing & Sustainability
人生100年時代、年齢から自由になる生き方、働き方ができる、寛容な社会、持続可能な共生・共創社会を目指し、そのマインドセット(固有の価値観、思考の癖、思い込み、信念、心構え、暗黙の了解)の啓発をはじめ、年齢差別・制限のない就労機会及びエイジダイバーシティの推進、シニアにも妊婦や赤ちゃんにもやさしいエイジフレンドリーな環境・まちつくり、エイジレスに生きるための健康、医療・介護、プラネタリーヘルス・グローバルヘルス、それらを支える経済・サスティナビリティ経営・教育など、主に7つのエリアを融合・推進するための政策提言、官民連携プロジェクトをロングスパンで推進しています。